【カフェイン】かぜの時は気をつけて!気づかないうちに中毒を起こすかも?!
かぜをひいた時に、市販薬を利用する人は多いと思います。
総合感冒薬はいろいろな症状に対応してくれるので、人気があることは以前も書きましたね。
総合感冒薬だけではなく他のかぜ薬にもいえる事なのですが、箱に書かれている成分をじっくり見たことがありますか?
登録販売者の資格を取るまで私はどんな症状に効くのかをチェックすることはあっても、成分はほぼ確認したことがありませんでした。
よく入っている成分のうちの一つに無水カフェインというのがあります。
そうカフェインが入っているんです!
かぜ薬などに入っている無水カフェインの働き
お家にかぜ薬があったら、ぜひ箱をチェックしてみてください。
無水カフェインって入っていませんか?
全てのかぜ薬に必ず入っている訳ではありませんが、かなりの確率で入っていると思っていいです。
ではこの無水カフェインって何?かというと、コーヒーなどに入っているカフェインのことです。
カフェインは脳に軽い興奮状態を起こして眠気や倦怠感を一時的に抑える働きがあります。
かぜの時に何となくだるなぁ~というのをシャキッとしてくれる働きがあるんです。
栄養ドリンクや嗜好品としてのコーヒー
かぜをひいてしまったら一日でも早く治したいですよね。
パート先のドラッグストアでもかぜ薬と一緒に栄養ドリンクを買っていく人が沢山いらっしゃいます。
この栄養ドリンクにも無水カフェインや安息香酸ナトリムカフェインが入っていることがよくあります。
起床時や食後にコーヒーを飲む習慣がある人は、そこでもカフェインを摂取しています。
コーヒーではなくても紅茶や煎茶にもカフェインは入っています。
<100g中に含まれるお茶やコーヒー中のカフェイン量>
(五訂増補・日本食品成分表より)
玉露・・・160mg
コーヒー・・・60mg
紅茶・・・30mg
煎茶・・・20mg
番茶・・・10mg
カフェインの一日摂取量のめあす
私の持っている第4版 登録販売者 合格教本
こちらを参考にすると眠気防止薬としてのカフェインの1回摂取量は200mg、一日摂取量では500mgが上限となっています。
しかし欧州連合(EU)の欧州食品安全機関(EFSA)は、健康を維持するために望ましいカフェイン摂取量について、成人では1日400mg未満。
かぜ薬に栄養ドリンクを飲み、コーヒーやエナジードリンクまで飲んでいたら・・・
過剰摂取にならないよう気をつけましょう。
食品に含まれている
ダイエット効果などもある!とカカオ成分の高いチョコレートが人気ですね。
ビターな味わいな高カカオなチョコレートになるほどカフェインの含まれる量は増えます。
カカオはチョコレートだけではなくココアにも含まれているので、ココア飲料やチョコレート入りのアイスやクッキーなどにもカフェインが入っていると思いましょう。
まとめ
かぜをひいてしまってかぜ薬や栄養ドリンクを飲むことはよくあることです。
この時点で既にカフェインをとっているということを知っておくことは、大切なことです。
カフェインを摂り過ぎて体調をより悪くしてしまっては大変です。
コーヒー好きが過剰摂取で体調不良に。原因と対処の仕方を紹介します。 - 登録販売者のススメ
またカフェインに弱い体質の人もいますよね。
お薬を選ぶときは無水カフェインや安息香酸ナトリムカフェインが入っていないものを選ぶといいですよ。
よくわからない時はどうぞ薬剤師や登録販売者に相談してくださいね。